一瞬の未来 こぼれ落ちた完璧を拾いながら 僕は不完全な夢をみる 手を伸ばせば届きそうな毎日に 笑わないように笑いながら 真っ黄色の花の粒が 僕の背中をつつく 飛行機の乗りかたを忘れ ステーキの食べかたを忘れた 傾いたベッドに横たわり 今感じている上に向かっていき 大きく目を閉じた 波の音の記憶がよく聞こえてきた 一瞬。 そして、また一瞬。 トラックは過ぎていき 穴熊は眠る 一定の時間に囲まれながら 不完全な夢へ落ちていく