月別アーカイブ: 2013年10月

手を伸ばせば届きそうな

あれから記憶が半透明

空間を急かしてしまったせいで

時間をかけて覗けなかったせいで

それからからだが不鮮明

それでも確かに匂いはあって

それでも車輪は前に進んで

これは所謂記憶の一部になったと

大急ぎで言葉を当てはめる次第

今此処で遠くにいってしまうような

切ない顔を見ることができたら

きっとそれは鮮明な出来事

勘違いの空腹も幾分満たされると

予想されるがしかし

やはりまだまとめて広げていくには

睡眠が不可欠のようで