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詩人の小言

とある詩人が
「ついったーやふぇいすぶっくなるものが出てきたとき、もう詩の出番はなくなるな。と思いましたね」
と言っていた。

正直、よくわからなかった。
詩は詩であって
つぶやきはつぶやきだろう。
詩はいつだって、そこにいる。
いつだって、出番待ち。

たぶん、その人は詩を書いているのだ。
がんばって。
もしくは、すべての人が詩人だと思っているのだ。
きっと。

詩は言葉だけれど、言葉じゃないから。
言葉すぎて言葉じゃない。

空気は、空気すぎて空気じゃないみたいだし
海は、海すぎて海じゃないみたいだ。
山も、川も、谷も、田んぼも畑も。
クジラだって、アメンボだって。おいおい。

じゃあ、おまえは。
と訊かれれば、ああめんどうだな。
と思う。
おそらく、すいません出しゃばりました。
と言う。
ぼくの話はしていないじゃないか。
と思いながら。

ぼくは、ついったーをしていないから
いまいちわからないのだけれど
そんな事細かに
詩人なる人が言葉を放っていたら
たぶんだけど、詩を書く必要はなくなる。
そうなれば、詩人はいらなくなる。

あ、これが言いたかったのかな。

やっぱり詩は、まだまだ必要。
そう思う。