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終わりから朝

夜中に目が覚めて
首の痛みを知る
ダイニングテーブルは眠りに到底相応しくない
昨日からまだ2時間しか経過していない
色々あったような気もするし
何もなかったような気もする
カーブへの侵入角度を間違って車を擦り付けたし
卵をいくつか無駄にしてしまったけれど
自分の身体は至って通常
心も澄み渡っている
思えば思うほどに
記憶とそれに伴う言葉の厳しさに
うんざりした
夜は夜としてとことん深い時刻
買ったばかりのウイスキーを開けて
コップに半分ほど注いで一気に飲み干した
焼けるように全身を洗う
異世界に行く準備ができた
そんな感覚
急に扉を開ければ
通りすがりの猫は驚くだろう
でも予告することはできない
やり直すこともできない
まだらな猫が暗闇で黒く染まるかもしれないが
扉は開かれるしかない
今日の心を捨てるのはもう容易い
十分すぎるほど諦めたから
もうすぐ、もう、すぐに
そんなこんなの朝
パンケーキを焼く
つもり