黄色から
かわる
信号機
口パクの
女性から
きこえる
呪文のような
音の存在
渇いた目にうつる
虚ろな空は
何色よりも
せつなく
自転車で
泳ぐ
高校生は
どこまでも
遠く
瞼が
いっそう
重く深く
なっていくなか
コーヒーショップの
看板がやけに
高く大きく
いま
現実の夢を
ぼくはみている
黄色から
かわる
信号機
口パクの
女性から
きこえる
呪文のような
音の存在
渇いた目にうつる
虚ろな空は
何色よりも
せつなく
自転車で
泳ぐ
高校生は
どこまでも
遠く
瞼が
いっそう
重く深く
なっていくなか
コーヒーショップの
看板がやけに
高く大きく
いま
現実の夢を
ぼくはみている