月別アーカイブ: 2019年6月

溢れたりなんてしない

朝起きて
恋人とデートへ出かけて
今日も一日楽しかったね
なんて言ったり言わなかったりして
帰えるのが名残惜しいね
なんて言われたり言われなかったりして
玄関のドアを開けて
靴を脱いで靴下を脱いで
洗濯機に放り込んだ服とかを見て
安全だと感じる
お風呂にお湯をためる間
こちらでもお湯を沸かしてコーヒーをいれる
ただいま、今日もありがとう
なんて連絡が来たり来なかったりして
しあわせの合図が
一定数あって
なんだかもう未来が過去みたいに思える
見たい景色がまだまだあるというのに
つまらないなんて言うだけ無駄みたいで
放っておいたお風呂のお湯すら
溢れたりなんてしないのだから