月別アーカイブ: 2018年10月

アフター

甘い紅茶を
すする
見たことのない顔と
見たことのある名前に
別にお前じゃなくてもいいよと
云われて謂われて
ただちに今すぐ
立てるまで
凛とした声で
絶望を謳う
としてもあと少し
踊り場で踊らずにいる
恋人は
孤独から一番遠いところで
笑っていた