川辺の夜に

やはり

ことばによって

ことばはうしなわれていく。

寸分狂わず

コツコツと

雨が降って

やんだ。

ホタルが光っているのを

ただ見ていた。

吸い込まれていくように

取り残されていくように

どちらでもないように