とおいそら

たいようが しずんでいくのを
かたずをのんで みまもりながら
ぼくはなにを かんがえていたのだろう
じかんについての ものかなしさか
きのうみた ゆめのつづきか
ちゅうしゃじょうに のこされたくるまか
ひがしにいた ひこうきが
にしにむかって くもをひく
手にそっと ふれてみた
そんざいすることが あいにかわる
すべてのおとを すいこみながら
きえていく たいよう
みつめていく ぼくら
とおくまで のびていくひこうきに
手をのばし かさねてみた
ぼくのなかに そんざいする
ことばににた とおいそら