望んでしまった罪

ただ、同じ布団のなかで

同じ色の空を見つめながら

ただ、同じ空間のなかで

同じ呼吸を奏でながら

ふたり密やかに眠ることを

僕は望んでしまっている

それはきっと名もなき罪だ