夕べ

空に色をつけたら

秋になった

揺れる木々に哀愁が見える

雲の流れはゆったりと深く

鳥の羽ばたきが眩しい

時間がそばに寄ってくる

さらさらと

心地いい音をたてて

山々に吸い込まれていくような

ゆるやかな秋の色