片隅

あと三分で明日
それならば
あと三分でなにをしよう
考えているそんな間に
三分経って
とりあえず布団にもぐって
息をふうっと
吐いてみる
そうすればきっと
見えない空気の線が
時計の針に寄りかかって
束の間の今日を持ち上げてくれる
ありふれた部屋の片隅に
うずくまる
もうひとりの僕自身を置き去りにして