ひとしずく ひとしずく おちるとそこに 広がりがあらわれ そして消えていく ひとしずく おちるのではなく くぼんでいき 先端がとんがっていく ひとしずく おちると同時に くうきがあらわれて 滴るイメージが頭をよぎる ひとしずく 近づくとそこに 飽和の瞬間 放たれながら輝いてみえる ひとしずく 彼らにとっては 一秒が永遠の孤独 そして永遠の幸福