息抜き

気怠い頭痛が
過ぎ去るまで
甘みと苦みを
交互に取り込み

新人作家の小説に隠れて
欠伸をする

遠ざかる記憶を
数えるようにして
時間のうえを
足踏みする

グラスの水を
飲み干したあと
ぼくはなにを思って
なにを見ているのだろうか

答えなんて
知りたくもないけれど