秋に歩けば

ありったけの黄色を身に纏い
たべるジェラートの
黒髪のその長さの艷やかな
そのしなやかな肉体からなる
発光する季節のそれらを
眺めながら呟けば
風が香る街に
わたしに
わたしらに
数字が重なって
また戻っていく