湖のほとりに立ち
まるく抜けた空の中心に向かって息を吐く
一周してから帰ろうと歩き始めれば
数羽の鳥が水面を横切り
自由の欠片を与えてくれた
与えればこぼれそうな未来のなかで
だれにも気がつかれずに
その欠片をなめる私
あしたはもっと晴れるだなんて
おもわないの
あらゆるものに隔たれながら
球体のなかを泳ぐ
宛ら自由みたいに
湖のほとりに立ち
まるく抜けた空の中心に向かって息を吐く
一周してから帰ろうと歩き始めれば
数羽の鳥が水面を横切り
自由の欠片を与えてくれた
与えればこぼれそうな未来のなかで
だれにも気がつかれずに
その欠片をなめる私
あしたはもっと晴れるだなんて
おもわないの
あらゆるものに隔たれながら
球体のなかを泳ぐ
宛ら自由みたいに