八月三十一日 日付をこえた 八月の終わり ゆるやかな坂道を のぼりながら あしたの今頃を かんがえた そこには 九月だけが 居座り 八月は失われた 暗がりで光る 猫の目を ぼやける目で 追った まだ日付をこえたばかり 眠りついたら そこで きょうは終いになる どこから来て どこへ行くのか コンビニでビールを買って 飲みながら帰った わたしに 身分はないのだろうか 飲みながら歩いたからか Tシャツが濡れてしまった