雨に濡れて きのう分のあしたが 雨に濡れる 蜜をもって 指を舐めて 偏って 転がして 窓枠に張り付いて 雨に濡れる 答えようのない あした分のきょう 記憶の味は オレンジだった 跨がって 響かせて 雨に濡れて 囁いた 悲しみの愛