日月

わたしの声になるまで
日曜日を先延ばし
蔑んだまま微笑むことに慣れてしまった
過去のことを忘れようとしている
わたしの声になるまで
太陽は沈まないから
冷凍庫から安くて甘いアイスクリームを取り出す
欲望は不可能をすり抜けていく瞬間
天井の隅に隠れる蜘蛛よりずる賢い
もうすぐ鳴く
コケコッコーは夢の途中
もしくはその向こう側