恋煩い

恋煩いだと
きみは思うかもしれない

誰を煩わせようとは
していないと僕は思うけれど
それは違う
僕の状態がそのように見えてしまうのだ

あるいは
その言葉や表情によって

例えば何故
大学教授の研究室と呼ばれる
秘密基地には
あれほどの雑多な本や資料
そして飲みかけのカップが散乱しているのか

例えば何故
若者と呼ばれる大半が
色彩ばかりを捉えるのか
そしてそれらはいずれ
そのまま若者ではなくなっていくのにも関わらず

アイスクリームを食べる
おじさんと
アイスクリームを食べない
美人

腹の出た
おじさんと
むきむきの
美人

やはりきみは
恋煩いだと思うかもしれない