夏が終わる
そこはかとなく
夏が終わる
雨に打たれて
きみは僕の肩で泣いた
だってそれはかなしいから
大きな木の下で泣いた
とめどなく
西の空に虹がかかり
ちいさな飛行機は異国へ帰る
夏が終わる
ありふれながら
夏が終わる
ひとつの恋も実らぬまま
引き出しにはまだ
着ていないTシャツがあるというのに
宛てどころ不明のまま
移り変わっていく毎日に
いつしか蝉も
鳴くのをやめた
夏が終わる
きみが泣き終わる頃に
夏が終わる
例えようもなくありふれながら
夏が終わる
そこはかとなく
夏が終わる
雨に打たれて
きみは僕の肩で泣いた
だってそれはかなしいから
大きな木の下で泣いた
とめどなく
西の空に虹がかかり
ちいさな飛行機は異国へ帰る
夏が終わる
ありふれながら
夏が終わる
ひとつの恋も実らぬまま
引き出しにはまだ
着ていないTシャツがあるというのに
宛てどころ不明のまま
移り変わっていく毎日に
いつしか蝉も
鳴くのをやめた
夏が終わる
きみが泣き終わる頃に
夏が終わる
例えようもなくありふれながら