星 あなたの知らない名前のなかで わたしはただ泳いだ魚みたいに虚ろな目で どこもかしこもやくざみたいに廃れた街で ひとつだけ輝く星に向かって伸ばした手で あおがあおじゃなくなった空の下で あなたの知らない名前のなかで わたしはただ歩いた人類みたいに夢みな目で みている此処は一体どこの時間軸だ と訊いたそばからあしたに向かった