うつろ、い 鳥のさえずりで目覚めても 昼間に罵声を浴びる 月の光に救われてもまた 朝の時計にしどろもどろ あなたのどのくらいの そしてどの部分を知っているのかも ぼくは知らないのに ぼくを箱におさめようとしている 包みもないし リボンもないのに 宛先のない宛先に ぼくの知っている人がいたら 安心するかもしれない 乾いた眼球を潤す術を あした以降に教えられたい