月別アーカイブ: 2018年3月

興味

ときどき無関係でいたくなる
ここが都会でも山奥でも
感情が誰かを連れてきて
私を私以外が導く私にする
ペットボトルのお茶も
袋の飴でさえも
無関係で頼りないはずなのに
豪華で不埒で縋りたくなる
電話の音も訪ねてくる人間たちも
私には遠い
とてつもなく遠くて
そんな私自身に全くといって
興味が持てない
今でさえもなにかが蓄積されていけばいいけれど
今夜も冷蔵庫が規則的にうなって
そのうち静かになる
きのうと今日はもう終わった
そしてそれは明日にさほど関係ない
私がつくるのは明日ではないわけで