やらなければいけないことがいくつかあるはずだった
綺麗事で済ますことができるものもいくつかあった
でもどれも不適格で不適合で無愛想だった
あらゆるものが満ちて欠けている世界のなかで
ひとり居座ることの空しさと快楽に押しつぶされそうになりながら
膨大な食事をとり過剰な飲み物を摂取する
正しいものがわかっていた昨日も
苦しいものがわかっていた昨日も
気がつけば今日に吸収されていなくなった
せめてからだだけでも
わたし自身のからだだけでも
快楽に溺れて溺れてひたすらに溺れて
さみしむように溺れていたい
ついさっきを忘れてまでも
忘却に腰掛けても尚