生活的人生

よろこばしいことに
よろこんでいたら
私のからだはまるで持たない

そんな暇などどこにもないのだ
本当はつぶあんがよかったな
といった違いは生み出されていくし
間違いなく
お気に入りのデニムもニットも擦り切れていく

あしたの始発で
わりとどこへでも行けるとしても
私はどこへも行かずにここにいることになるし
ともすれば
どこへも行きたくなかったりもするわけであって

生活的人生を送っていくために
私たちは日々
政治とアイドルを行ったり来たりしているのだった

そして昨日は
乾ききったシリアルのような一日だった