どれでもない日々 わたしの聡明は 明白かつ不埒に満ちていた それは 枕のくぼみの状態でわかるし それは 接続する言葉の選択でわかった 机はいくつも置かれているというのに 使うことのできる机はひとつしかないという 想像するどれでもない日々でも 柴犬は正しいし 雀は忙しない わたしのからだのどこかが まだ永久歯になっていない