体温 わたしはあした 生きているだろうか そんなことを思いながら 布団のなかで まるくなり ちょくせんになり またまるくなり 足を伸ばした布団の端は ひやりと冷たい これが生きているという ひとつの瞬間か 女優は美しいと聞く お会いしたことはないが それほどならばお目にかかりたい 寒波がきている これはお金ではないらしい クリスマス寒波 なんとも馬鹿馬鹿しい そんなこんなで わたしは今と同時に生きている あしたは あしたにお任せする 冷たい布団も 次第にあたたかい