体温

わたしはあした
生きているだろうか

そんなことを思いながら
布団のなかで

まるくなり
ちょくせんになり
またまるくなり

足を伸ばした布団の端は
ひやりと冷たい

これが生きているという
ひとつの瞬間か

女優は美しいと聞く
お会いしたことはないが
それほどならばお目にかかりたい

寒波がきている
これはお金ではないらしい
クリスマス寒波
なんとも馬鹿馬鹿しい

そんなこんなで
わたしは今と同時に生きている

あしたは
あしたにお任せする

冷たい布団も
次第にあたたかい