蓋をする今

わたしは
午後ねむり
真っ白な歌を聴く

たいていのことは
やり過ごしてきた

わたしは
夜うごき
真っ白な詩を聴く

たいていのことは
くちに含んでみた

わたしは
午後ねむり
アオを感じる

手放しながら
朝を待ちたい

あと幾年先か
ふたたび今か
蓋をして待つ