あらゆる欠如

わたしの消耗は
二十二時頃にやってきて
ゆっくりと
からだじゅうの速度が落ちていく

一秒はまるで平等ではない

率直に
そして素直に言って
わたしは消耗の種類を
選ぶ必要がある

日めくりカレンダーはいらない

左半分と右半分に
分けたとすれば
かすかにこぼれ落ちた
真ん中が自分だ

目に見えないなにかがすり減っていく

もうすぐ
わたしの消耗も消耗する
あと
一分三十秒