あらゆる欠如 わたしの消耗は 二十二時頃にやってきて ゆっくりと からだじゅうの速度が落ちていく 一秒はまるで平等ではない 率直に そして素直に言って わたしは消耗の種類を 選ぶ必要がある 日めくりカレンダーはいらない 左半分と右半分に 分けたとすれば かすかにこぼれ落ちた 真ん中が自分だ 目に見えないなにかがすり減っていく もうすぐ わたしの消耗も消耗する あと 一分三十秒