終わり、諦め、続く

外へ一歩も出ていないのに
日が暮れて
一日が終わった
目に見える様々なものが歪み
(乱視ではあるが)
目に見えないものも歪んだ
永遠なんてあり得ないのだろう
唐突にやってくる
あらゆる終わりに
気づかないふりをするのも
なかなかどうして疲れる
あらゆる言葉のなかに
ぼく自身が存在しなかったのだから
一日をこうして
ゆっくりと瞬きするように過ごすことも
またひとつの方法だ
でも何故だろう
諦めることは規則正しさを生む気がする
じぶんの範囲を知るからだろうか
それとも見えないものは見ないからだろうか