百ではなく

ぴたり20

黒い玉をのんで

カフェインを除いた

コーヒーをのんで

水道水を

1杯のんで

転がったセーターに

ごめんねといって

アイロンの熱が

部屋に残ったまま

空気を抱いて

夢をみた

見た目とは違う

ちぐはぐな気温のなか

胃に黒い玉が

溶けていく