離脱

目覚めると

わたしがいた

枕に

埋もれる頭から

朝焼けがみえる

朝の街灯の下で

歩く美少女

見たことのある

知らない顔

雨がふる

震えるからだに

合わせるように

葉も色も

落とすように

云っている

山々

それから

川たち

意識をなくした午後

夕方また目覚めるといい