つづきは

つづき
はあるのか
暗転する舞台
に動く人影
ストップモーションから
連続される音楽と
刻まれる言葉なる想像

つづき
は何処へ
砂利の規則性やら
落ち葉の刹那たる
交差する車やら
明るみの人々の孤独など
もはや何処へもなく

もうだれにも
邪魔されず
断熱材にわたしの
熱は断たれるのかもしや
外には冷気が蔓延って
月すら動く強風さえ
なんてこと

ああ
なんてこと
つづきすら
危うい
終わりすら
終わりなど永遠に
等しくないか

つづきは
すでに放たれている
完結のあと
始まりの瞬間
その途中でさえも
感情すら知らない
言葉のなんたるか