夢見心地

三日目のあさに

とある階段の

ちょうど曲がり角の

わずかばかりの空白の

染み付いたアスファルトのよごれの

時間にすると数秒の

例えれば波が足に到達するギリギリの

きみと目が合う瞬間のとき

眠りのなかの夢のようで

靄がかかっているような

ぼやけた輪郭でいて

感情だけははっきりとしている

そんな偶然みたいな

ありきたりな真実を

夢でみて

夢にみている