無関心

悪魔の囁き声がする
風が強く吹こうとも
音楽が鳴り響きこうとも
赤子が泣き続けようとも

でも、それは幻聴かもしれない

風の音がそのように聴こえるのかもしれない
音楽がそのように奏でられているのかもしれない
赤子は神に近いからかもしれない

悪魔の囁き声がする
おそらく、ぼくのなかで
囁き声は響いている

無関心の関心が
街中にあふれているせいだ