夜中と真夜中の間

またかえっていく
それをとめることはできない
なにを与えてくれるのか
なにを変えてくれるのか
夜中と真夜中を
かきわけて
ききわけて
また自分だけに響く声が
えんえんと
ひとりをまわる
えんえんとえんえんと
みんな消えてしまえ
夜中と真夜中の
ちょうどはざまで
取り込まれて
混ざっていった