あさ目覚めてから
電車に揺られている
今の今まで
一体だれに会って
なにを話していたのだろうか
商店街の入り口のコンビニで
立ち読みした週刊誌は
はっきりと覚えているのに
そこにいた男子高校生の
他愛もない会話だって
すべてではないにしても
残っているのに
目の前のもじゃもじゃとした髪型の
美男子のくしゃみが止まらないことだって
きっとよく覚えている
これからの予定のなかで
曖昧模様の想像を尽くし
ぼくは
ぼくはいったい
何人の人とすれ違うのか
あさ目覚めてから
電車に揺られている
今の今まで
一体だれに会って
なにを話していたのだろうか
商店街の入り口のコンビニで
立ち読みした週刊誌は
はっきりと覚えているのに
そこにいた男子高校生の
他愛もない会話だって
すべてではないにしても
残っているのに
目の前のもじゃもじゃとした髪型の
美男子のくしゃみが止まらないことだって
きっとよく覚えている
これからの予定のなかで
曖昧模様の想像を尽くし
ぼくは
ぼくはいったい
何人の人とすれ違うのか