うつらうつら

目を閉じると
眠りが訪れると思っているなら
それは嘘だ
目を閉じて
考えをあれこれ巡らせることもあれば
ただ目を閉じていたいだけのときもある
眠りに意識が落ちていくのだ
すとん。
前触れはない
すとん。
それだけ

さっきから
昨日見た夢の映像がちらついている
サイレント映画のように
頭のなかをまわっている
現実でも夢でもない場所に迷ったのか
もしくは
これが本当の現実なのか

すとん。
どこから僕は眠っていたのだろう

ドアを開けて
外に踏み出し
人と会話をするのだ
うまくいけば