朝日

うっすらと
空が白んできた

それはまるで
幸福の手引きのようで

ソファにもたれている
昨日のシャツを着る

やがて訪れる眠りに対して
立ち向かうように
全身の息を抜く

想像は考えるほどに
消えていく

また
不安なく触れられるのだろうか

かなしみにひかる
朝日をあびながら

ゆっくりと
目を閉じた