感嘆

このざわめきは
わたしを滅ぼしている合図
例えようもない煌めきや苦しみ
言葉が語る言葉たる言葉の世界
あのときとは明らかに異なる
新緑への息吹と呼べばいいのか
すべての細胞が入れ替わり立ち代わり
挨拶しご挨拶し
このざわめきたるや
案外どうしようもないことであったり
がしかし止めどなく溢れ出る感覚による
わたしの震えはいかにして説明しよう
なにも考えるだけが能ではない
解りはじめる瞬間が訪れる
そして歩きだしても遅くはないんだから
あるときわたしは世界を嘆き
あるときわたしは世界を歓びます
またあるときは騒ぎだし
またあるときは笑い出します
このざわめきは
わたしを繋ぐ一縷の感嘆!