深夜の眠りをこえて すぐそこまで 言葉たちが迎えにきている それにも関わらず わたしは眠りを迎えに行こうとしている ああ、やがて それぞれが石のようになり あるいは砂のようになり だけれど それだって不健全 深夜の眠りをこえて 行き着いても わたしは言葉をこえない ねむり ねむり わたしを囲む眠りの時間 時間を囲む理由 言葉よ もう少しだけ付き合ってはくれまいか