夢 あなたに見つめられながら死んでいきたい コバルトブルーの意味を知らずに 走馬灯をすぐ隣りに置いて ぼくには羽は生えなかった 最期まであなたを見つめていたい 地球に帰るなんて大袈裟すぎる 人々はよく笑ったもの あなたにも羽は生えなかった ぼくらはいずれ見つめ合えなくなる 放課後のチャイムを背中に残し 美しさがすべて解放される ぼくらは人に成れたのかしら またひとつ夢が落ちて 夢が叶っていく 天使のような微笑みにのせて 大きな空を感じている