夢か

かなしみから抜け出せなくなり
夜をむかえ
夢から抜け出せなくなり
朝をむかえ
ふたたび
かなしみから抜け出せなくなり
また夢をみる
そして
一年が過ぎ
そのかなしみも
ぼくの一部分に変わっていき
夢が現実を
ひっくり返す日も
すぐそこに迫っている