きみという 思い出せない 日常の細部を 均等の秩序を きみという意識が 頭の隅にちらついて 考えられない 公平の鈍感を 平和の限界を きみという感情が 目の奥に瞬いて 感じられない 記憶の表面を 愛情の刹那を きみという欲望が からだを痺れさせる