これだけの季節

なぜ
何故だろう 何故だろう

どうして
うん どうしてだろう

なんで
いや なんでと云っても

気がついたら
そこにいた

考えてみたら
これだけの季節が過ぎた

こうして
正面から見つめることができた

考えられないことの
ひとつだった

見つめること
繋ぐこと

からだのどこかから
息がもれること

まだ
感覚はなくならない

まだ まだ
足りない