混ざりきった物事

取り留めのないものが並んでいる
確かにそれはぼくの目の前にあり
きみの一歩後ろにいる
いつしかきみはそれを置き去りにしてしまった
誰もが寝静まってしまう世界が
これからやってくるのだろうか
足の甲に広がる鈍痛
左に傾いた骨盤
増え過ぎた煩悩
力任せの欲望と秩序
あらゆるものの可能性
そして辛辣
起きる必要のある朝が
明日もやってきて
ぼくは眠りを先送りにしたいと望んでいる
時間は平行に進んでいる
何故かそこには上下左右の違いがあって
そこにどぎまぎしているのは知り過ぎた人間だろう
手紙は全て破り捨ててしまった
思いきり息を吸えるように
昨日のぼくは眠っただろうか